トマト近況 炭焼き



ここでは、岡本秀生トマトの土づくりに欠かせない、自家製モミガラ燻炭の炭焼き作業を詳しくご紹介しましょう。

 まず、ドラム缶型の燻燃器(容量500リットル)に、モミガラをいっぱいに入れます。このモミガラは、自家米を収穫した時にできたもので、湿らないようにビニールを被せて保存しています。
 モミガラの表面に薄く灯油をまいて、火をつけます。すぐにふたを閉め切ってしまうと、火が完全に消えてしまうので、少しすかして火が表面全体に回ったのを見届けてから閉めます。そうすると火種が残り、燻燃器下部の空気穴から入る少しの空気で、じわじわと燻燃されていきます。
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白い煙が出ている間は、炭焼き中。
 そして約8時間後、燻燃器をあけてみるとモミガラは炭に。まだくすぶっていて、ぱちぱちと音をたてます。
 水をかけて、切り返しながら火を完全に消します。ちゃんと消しておかないと、せっかく焼いた炭が灰になってしまうだけでなく、火事になりかけないですから。
 できあがりは、こんなふう。モミガラの形のまま炭になっています。
 1日2回のフル操業で、月中旬には来年の分が焼きあがりました。倉庫として使っているハウス内で、使うときまで保管します。