トマト近況 2004/1/14



 寒い冬でも、風が強くても、お日様さえ出ていれば、ハウスの中はあったか。昼前後には、20〜25℃くらいあります。また、冷え込んでも10℃まで下がると、暖房機のセンサーが作動して温風が吹き出してきます。冬場のハウス作業は快適なのです。反面、外に出たときの寒さは格別。寒暖の差が激しい分、風邪をひきやすくもあるのです。
 出荷のない日はハウス内でトマトの手入れ。この日はわき芽の除去です。これは、トマトの先端部分の写真ですが、どこが本芽でどこがわき芽か分かりますか?(カーソルをこれが本芽かなと思う方へ合わせてみてください)
つぼみが見えるのが本芽です。
 こちらを残してわき芽の方をかぎます。でも、トマトの樹が弱っている時には、わき芽を残して、本芽をかぐときもあります。花が咲くのが遅れる間、実に回るはずの栄養を樹自体に回して樹勢をとりもどそうという作戦です。
 また、反対に樹勢が強すぎる時には、両方残して、わき芽に余分な養分を使わせたりもします。樹勢が強いのは良いことのように思えますが、強すぎると実が悪くなるのです。