トマト近況  2004/4/28 



肌寒い日もあるにはあるけれど、初夏のような日のほうが多い今日この頃。ハウスの中はとにかく暑いっ。トマトの生育スピードはどんどんアップしていき、出荷には追われるわ、わき芽は次々芽吹くわ、もうジャングル状態です。しかも田植えがある。この時期は、毎年てんやわんやなのです。こんなときは、受粉に働いてくれるマルハナバチに、本当に、感謝です。

この日は、宅急便で新しいマルハナバチが届きました。今使っているマルハナバチの数が減ってきたので、電話で業者に注文しておいたのです。ダンボール箱に梱包されて、一見普通の荷物のようですが、中にはハチの巣が入っています。

巣箱をダンボール箱からゆっくり出します。巣がこわれていないか、確かめます。巣は大丈夫ですが、輸送のストレスでハチが羽音をたてて怒っています。花粉をやってなだめます。

これが巣箱と一緒に届く花粉です。小さな粒に固めてあります。幼虫のエサになります。これからはトマトの花粉を集めて、幼虫を育てることになりますが、順調に増やすために、毎日少しずつ足してやります。腐るので、冷蔵庫に保管します。
冷暖房付きケースに、巣箱を設置。ハチはすぐには放さないで、一晩か二晩落着かせてから、早朝に放します。それまで使っていたハチは、巣箱に回収して、一緒には放しません。通常は、ひとつの巣箱で40日間ほどが使用適期なのですが、うちのように農薬を減らしていると、6070日間くらい活躍してくれます。ごくろうさま。