トマト近況 小学生見学



5月6日に土成小学校3年生の生徒さんたちが、うちのトマトハウスを見学に来てくれました。息子の同級生たちです。土成町のすばらしいところを発見する授業の一環とか。なんだか光栄です。

天気は快晴。ハウス内が暑くなる前に……ということで、いの一番、9時過ぎにやって来てくれました。休息もとらず、歩きっぱなしだったようで、ハウスに入る前にまずは水筒のお茶を飲んでから先生の話を聞いています。こちらは、見学の生徒さんを迎えるなんて初めてですから、興味深々。ちょっと離れて眺めていると、先生が紹介してくれて、「ハウス内での注意点を」とのこと。そこで、うねを覆っている黒いビニールを踏まないで欲しいことと、受粉用のハチに気をつけて欲しいことを伝えました。ハチのことを伝えた途端、生徒さんたちに動揺が……。ちょっとハウスに入りたくなさそうな生徒さんもいましたが、みんなで中へ。

「どこでも見ていいよ」。「班に分かれて、動いてね」。最初、とまどって、団子状態だった生徒さんたちですが、徐々にハウス内に散っていきました。自分の背丈よりずいぶん高いトマトの樹の間を、上を見たり下を見たり。前日に収穫していたので、「青いトマトばっかり。ああ、ちょっと赤いのもあるわ」という声も。「あっ、ハチ」と言いながら、ハチの巣箱の前に釘付けになっている子もいました。

だいたい20分くらいでしょうか。ころあいを見計らって先生が合図すると、生徒さんたちが集まりました。ここから、質問タイムです。どんどん手が挙がるのにびっくり、「なんでハチがいるのですか」とか、「下(通路)に敷いてあるのは何ですか」(敷きわらのこと)とか、「この機械は何ですか」「この白いシートは何ですか、何に使うのですか」……でるわ、でるわ。ちょっと見えている灌水パイプを見つけた子もいて、良く見ているもんだなぁと関心させられました。この質問には、水を流して見せてあげました

帰り際には、見学したハウスで採れたトマトを食べてもらおうと、1人ずつに少しですが配ってみました。後日、全員からのお手紙を先生が持って来てくださいました。それには、見学した感想やお礼、それに聞けなかった質問が、生徒さんたちそれぞれの言葉で書かれていました。「おいしかった」という言葉もいっぱい書いてくれていて、これからトマトを作っていくパワーを充てんしてくれました。本当に、ありがとう。