トマト近況  栄養チェック



土作りの時に、土壌成分を調べてもらったりして、計算配合した肥料を投入していても、それで一作中持つというわけにはいきません。うちのような長期採りの場合は特に、途中で肥料切れを起こしてしまいます。このときの、追肥のタイミングを逃してしまうと、トマトを弱らせたりしてしまいます。トマト作りの名人といわれるような人達は、木の勢いや葉っぱの色合いなど、ちょっとしたトマトのサインで、そのタイミングを計っています。それには、年季と経験が不可欠なのですが……ここに秘密兵器がっ。

その秘密兵器とは、トマトの栄養状態をチェックできる「硝酸イオン計」です。このこじんまりしたキット(でも高い!)で、だれでも、にわか名人になれてしまうのです(言い過ぎかな?)。うちでは、トマトの様子が気になるとき、自分の判断を確認するために使っています。こんなの、好きなんです。

まずは、ピンポン玉くらいの実がなっている辺りの葉っぱを、何箇所かちぎります。

樹液をペンチで絞り、センサーに落とします。すると、トマトの血糖値ともいえる硝酸イオンの量が測れるのです。この値が平常値より低いと追肥の必要あり。逆に高いと、肥料の利かせすぎで、樹ばかり大きくなったり、実に障害が出たりします。
1月10日時点での値は、404000ppm)で平常値範囲内でした。よしよし。また、機会があれば、追肥の仕方も紹介したいと思います。